葉巻初心者のための基礎知識やおすすめ銘柄を紹介

高嶺の花のイメージもあり手を出せないでいる葉巻ですが、実は身近な嗜好品でもあります。今回は、これから葉巻を吸おうと考えている初心者向けに葉巻の基本的なことを紹介します。

葉巻とは?

葉巻と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか。おそらく日本人のほとんどの方が、マフィアのボスや国家の主要人物といった大物が葉巻をくわえる映画のワンシーンを思い浮かべて、あまり一般的ではないというイメージをお持ちではないでしょうか。実は、これからの大人の嗜みとして身近な存在にすべきかもしれません。ここでは、歴史や主要な原産国などを紹介します。

葉巻の歴史を知ろう

葉巻の嗜み方を学ぶ前に、より深く楽しむために葉巻の歴史も簡単に知っておきましょう。
葉巻が世の中に初めて紹介されたのは約600年前のクリストファー・コロンブスが新大陸を発見したころといわれています。このときの記録に「くすぶる小さなつけ木を手にした大勢のインディアンの男女に出会った。彼らには、この木を使ってあるハーブを燃やし、その煙で体をたきしめる風習があった。」と記録されているそうです。これが今のタバコや葉巻の原形ではないかといわれています。

発見当時は、原住民の儀式の際の道具のひとつでしたが、そんな中にタバコはを巻いた棒状のものがあり、これをヨーロッパに持ち帰ると上流階級の嗜好品として広まり、さまざまな味や香りを楽しめるようになったといわれています。葉巻の最大の特徴は、細断されていない数枚のタバコ葉を糊だけを使って特別な巻き方で巻かれたもので糊以外は100%タバコ葉のみのため「プレミアムシガー」と呼ばれています。

葉巻の主要な原産国

葉巻に使用されるタバコ葉は、熱帯地域を中心に生産されていることから、主要な原産国は、キューバ、ドミニカ共和国、ホンジュラス・ニカラグアとなっています。中でも葉巻の王様と呼ばれるキューバ産の葉巻は、「Cohiba」「Montecristo」など有名な銘柄を製造しています。初心者に最適なのは、ドミニカ共和国の葉巻で、キューバ産の葉巻よりマイルドで軽めといわれています。「Davidoff」が有名な銘柄です。

葉巻初心者入門編

一口に葉巻といっても、さまざまな種類があり、専用の道具も必要になってきます。ここでは、初心者が知っておきたい葉巻のお作法や選び方のコツなどを紹介します。

必要な道具は?

タバコを吸う方は必需品のものもありますが、葉巻を嗜む際に最低限揃える道具は、シガ―マッチ、シガーカッター、アッシュトレイ(葉巻用灰皿)、保存用のヒュミドールの4点になります。

「シガ―マッチ」風味を損ないないことが大事

市販のマッチでも代用できますが、葉巻に火をつける付け方から専用マッチをおすすめします。後述しますが、市販のマッチは軸が短かすぎて、炙りながら火をつけていく葉巻では火が付く前に次のマッチに火をつけなければならなくなるためです。軸が眺めのマッチがあればそれで十分です。また、オイルライターを持っていても使用しないように。葉巻の絶妙な風味がオイルの匂いで損なわれてしまいます。

「シガーカッター」火をつける前におこなうこと

聴き慣れないものなので少し解説をします。購入した葉巻は、火口側は開いていて、吸い口側は閉じられているため間違えないようにしましょう。吸い口側をカッターでカットして煙が口の中に入るようにしてあげなければ葉巻を楽しめません。

「アッシュトレイ」置いておくだけでも絵になる

灰皿ですが、タバコに比べて大きな葉巻はタバコの灰皿では灰がこぼれてしまうので大きめの灰皿か葉巻専用の灰皿を用意しましょう。時間をかけて楽しむという葉巻の吸い方の特性上、小さい灰皿では、葉巻を置いておくだけでも安定しません。

「ヒュミドール」保存の仕方で風味も変わる

購入した葉巻の乾燥や過度な湿気、紫外線から守るため購入をおすすめします。購入の際に気を付けることは、所有する葉巻の本数に対して大きすぎたり小さすぎたりしない容量を購入することです。理想は、ヒュミドールの大きさに対して葉巻の本数は6割くらいといわれています。

葉巻の種類と選び方

すでに有名な銘柄は紹介しましたが、それ以外にもたくさんの銘柄が存在します。葉巻を購入するため訪れたら、その数の多さに驚くことでしょう。ここでは、大きさや形による違いと初心者におすすめの葉巻を紹介します。

形や大きさで何が変わるのか

タバコ同様にさまざまな銘柄が売られている葉巻は、大きさや形が違うだけでまったく異なった味わいになります。まず、葉巻の大きさは単純に時間に比例します。大きければ長く吸えます。長いものでは2時間吸っていられるものもありますし、逆に短いものであれば30分くらいですい終わるものもあります。また、太さは、葉巻の味に影響します。太くてごつい葉巻は、マイルドで吸いやすく、細い葉巻は味が濃く感じられます。

初心者におすすめの葉巻

形や大きさを頭に入れたらあとは実際に購入してみましょう。その際に、ちょっとしたポイントがあります。葉巻は、タバコと違い、時間をかけて香りと雰囲気を楽しむものです。そのことから、葉巻を存分に楽しめる長くて少し太めの葉巻をチョイスしてみてください。葉の量が多いことから、ニコチンやタールが和らぐほか葉巻の本来の煙の味が楽しめます。

実際の吸い方は?

好みの葉巻を購入したら、さっそく吸ってみましょう。ただし、吸い方にもコツやマナーがあるので、しっかりと学んでスマートに葉巻デビューをしましょう。

シガーカッターで吸い口をカット

前述しましたが、葉巻の吸い口は閉じられているので、シガーカッターで煙を吸えるようにカットします。カットする幅は数ミリで大丈夫です。

シガ―マッチで火をつける

タバコに火をつけるときのように吸い込みながら火をつけるのではなく、葉巻をゆっくりとまわしながら周りを均等に燃やしていきます。火が付いたらここで初めて吸ってみます。慣れるまでは、なかなか火が付かなかったり吸い込めなかったりしますが、じきに慣れます。

口の中で楽しむ

煙を肺に入れて楽しむタバコと違い、ゆっくりを時間をかけて吸い込み、ワインを味わうように口の中で煙を味わいます。灰は、指でたたたりして落とさず、ゆっくり静かに落とします。というのも、タバコのように指でたたいて落とすと灰が崩れてしまい、灰の中にたまった匂いが漏れてしまい、周りにも不快な思いをさせてしまうので気を付けましょう。ちなみに、葉巻はウイスキーやコニャック、ポートワインとあわせると葉巻の風味が増すといわれています。

吸い終わったら気を付けて

葉巻を吸い終えるときは、何もしないでそのまま置いてお区と火は消えます。間違えてももみ消したりしないしないのが、匂いのエチケットです。

値段はどのくらい?

形や大きさにもいろいろあるように、それに応じて値段もさまざまです。10本で数百円というものからら1本数千円にもなるものまであり、同じブランドでも銘柄が違えば価格も変わってきます。価格が違ってくる大きな要因は、使用する葉の質と製法、そして、ブランドではないでしょうか。

また、値段でははかれないのが鮮度の問題です。値段は高くても保存状態が悪いと鮮度は落ちてしまい結果味にも影響してきます。ある程度お客も入っていて保存がしっかりされているお店を探すことも大事です。

葉巻の害は?ニコチンなどはあるの?

タバコは煙を肺に入れるけど、葉巻は肺に入れないから安全というわけではありません。葉巻にもタバコ同様にニコチンは含まれています。口の中や鼻腔の粘膜からニコチンを吸収するので、タバコとそれほど違いはありません。さらにニコチン濃度は、タバコよりも高いので中毒になる率は当然高くなります。



おすすめの葉巻20選

数ある葉巻の中でも初心者向け、価格帯ごとにおすすめの葉巻を紹介します。

初心者向けおすすめ葉巻

広く知られている有名な銘柄の中でも初心者におすすめの吸いやすい売れ筋銘柄5選です。

ドンディエゴ メジャー(ドミニカ共和国)

マイルドな味わいのミディアムボディーシガーは、適度な酸味と甘みのバランスが心地よいトーストのような芳ばしい香りが感じられる一本です。

タバカレラ コロナ(フィリピン)

チャーチルやマッカーサーなど著名人が愛用していた葉巻作りに定評のあるマニラシガーは、コクのある旨みと甘み、香がマイルドな一本です。

キンテロ ロンドレスエクストラ(キューバ)

軽くて上品なナッツ系の香りとスパイシーな味わいが楽しめる葉巻は、初心者や女性におすすめのスパイシーな吸い心地の一本です。

バスコダカマ オロ(ドイツ)

スペイン語で黄金を意味する「オロ」を商品名にした葉巻は、ホンジュラス産の選りすぐりのタバコ葉を使った、大きさのある満足のいく味わいが楽しめる一本です。

プレミアム キューバ(ドイツ)

100%キューバ葉使用の本格派の味と香りを楽しめる葉巻は、チューブ入りなのでもち運びにも便利な一本です。

ホヤデニカラグアアンターニョ コンスル(ニカラグア)

ニカラグアの宝という意味の商品名で販売されている葉巻は、しっかりした味わいで、アメリカ市場で絶大な人気を得ています。

リーズナブルな価格の葉巻

世界的にも売れている初心者に進められることが多い話題の銘柄6選です。

フロールデコパン マヤコレクション コロナ(ホンジュラス共和国)

マヤ文明からのころからの伝統と文化を継承している銘柄、味わいは、甘い木やコーヒーのような香りの一本です。

クアバ ディヴィノス(キューバ)

フィギュラドという変わった形の葉巻は、マイルドな香りがカプチーノと合う一本です。

ロメオYジュリエッタ ミルフレイユ(キューバ)

有名な銘柄のミレフレイユは、マイルドさとコクも感じられるコスパ抜群の一本です。

キンテロ ナシオナレス(キューバ)

キューバ葉の名産地ボルターバホさんの葉を使用したライトな味わいの一本です。

モンテクリスト No.4(キューバ)

キューバ三大シガーのひとつとして有名な葉巻は、土の香りに加えてコクも持つおいしい一本です。初心者におすすめの一本です。

プレイボーイ ロブスト(ドミニカ共和国)

有名なプレイボーイが作った葉巻は、アーモンドやスパイスなど豊かな香りが調和した一本です。

1,500円~3,000円の葉巻

品質と価格が求めやすい価格帯の葉巻6選です。

ベガスロバイナ ドンアレハンドロ(キューバ)

キューバ最高のタバコ葉の産地に畑を所有するブランドの葉巻は、8割が輸出用葉巻になる高級品です。スパイス感や植物系の香りのあとマイルドでクリーミーな味わいへと変化していく一本です。

コイーバ マデューロ5 セクレトス(キューバ)

キューバ産葉巻の最高峰ブランドは、畑、品質、職人の技とすべてが最高の葉巻です。深い熟成感はバナナシガーならではの愛磁歪の一本です。

ダビドフ ミレニアムブレンド ペティコロナ(ドミニカ共和国)

キューバ産葉巻を除くと最高と言われている葉巻は、バランスの取れた味わい、旨み豊かなアロマが素晴らしい一本です。

モンテクリスト No.1(キューバ)

販売数では、No.4に負けるもののもっともモンテクリストらしさを表現しているといわれる、マイルドな甘みと旨み、スパイス感を楽しめる一本です。

パルタガス セリーD No.4(キューバ)

1854年に作られたブランドで全体的にクラシカルなテイストが特徴、バランスがよく、落ち着いて吸いたいときに重宝する一本です。

ロメオYジュリエッタ チャーチル(キューバ)

イギリスの有名な政治家の名がついた葉巻は、優しい深みに完璧なバランスのおすすめの一本です。

3,000円以上の葉巻

高級品に分類される価格帯の葉巻は、どれも値段に見合った素晴らしい味わいの葉巻3選です。

ダビドフ ミレニアムブレンド ピラミデス(ドミニカ共和国)

熟練の職人による高度な技術が作り出す洗練された形の葉巻は、強烈な味わいが特徴です。値段は少し高めですが、初心者がミレニアムブレンドシリーズに挑戦するにはちょうどいい一本です。

ダビドフ ニカラグア トロ(ニカラグア)

ニカラグアの最高級タバコ葉を使って作られた葉巻は、気品のある味わいと程よい強さを持ち合わせています。ニカラグア産葉巻に感じられる刺すようなスパイス感は熟成によりなくなり、逆に甘味として感じられる一本です。

コイーバ マデューロ5 ヘニオス(キューバ)

コイ―バの最高傑作といわれる葉巻は、5年間熟成させたマデュロラッパーを使用してつくられ、最高の腕を持つ職人(トルセドール)のみが巻くことを許されています。味わいは、濃厚なアロマとコーヒーのような心地よい甘味が感じられる最高の一本です。

葉巻はどこで買える?販売店&通販をご紹介!

初心者は、お店で店員さんにいろいろ聞きながら選ぶのをおすすめします。ここでは、おすすめのお店や通販サイトを紹介します。

「kagaya 新宿店」喫煙をテーマにさまざまな商品もあわせて取り扱う

東京・新宿にある紀伊国屋書店内にオープンして50数年、葉巻やタバコ、パイプなど喫煙具を中心に取り扱っています。シガーを中心に、モルト・ウイスキーやアクセサリーなど喫煙にまつわる多様な商品をあわせて常に新鮮で面白みのある商品を提供しています。通販サイトもあるので慣れてきたら好みの商品を通販で探してみるのも面白いでしょう。

「プラセール」探し物が必ず見つかる

世界のタバコ、葉巻、パイプなど喫煙器具を取り扱っているのでお探しの葉巻もきっと見つかるでしょう。なかでも葉巻は、キューバ産、ドミニカ共和国産をはじめ600種類以上の世界の葉巻を扱っているので眺めているだけでも心地いい気分になります。

「DAISYOH TABACCO SHOP」通販で葉巻を買うならこのサイトで

葉巻やたばこ、パイプなどさまざまな喫煙道具を通販で扱っています。葉巻やパイプなどの愉しみ方をイラスト付きでわかりやすく解説しています。

手の届く嗜好品として今後に注目

高嶺の花のイメージの葉巻ですが、リーズナブルなものもあり、敷居はそれほど高いものではないことが理解できたことでしょう。
大人の嗜みのひとつともいわれる葉巻は、決して手の届かないお金のかかるものではなく、身近に感じられるアイテムのひとつです。
味わいや風味を味わうのはもちろん、雰囲気もあわせて楽しむ葉巻は、雰囲気作りの他のアイテムも欠かせません。映画でもよく見かけるウイスキーやコニャックはもちろん、ワインやコーヒーにも合うので、就寝前や休日のリラックスタイムを葉巻とともに過ごすなど、時間の楽しみ方が広がってきます。
また、大人の嗜みといわれることからマナーにも十分な配慮が必要になります。自分の嗜好のために周りを不快にしては元も子もありません。喫煙場所や時間、後片付けなど十分配慮して、快適な喫煙環境が侵されることがないよう努めなければなりません。
さらに、嗜好のためとはいえ、健康を害するような喫煙の仕方は、大人の嗜みとは言えません。
大人の嗜みといわれる通り、スマートに周りや健康に配慮しながら節度ある喫煙を心がけましょう。