駆け引きは必要なのか

恋愛やビジネスでよく聞かれる「駆け引き」という言葉ですが、たまに言葉の意味を取り違えている方が見受けられます。その典型的な例が「私からは連絡しない」というものですが、実は大きな危険をはらんでいます。今回は、駆け引きについて考えてみます。

駆け引きとは

コミュニケーションのノウハウ本を読むと「相手と適度な距離感を保ち、状況に応じて押したり引いたりすることが大事」なんていう抽象的なことが書かれています。読んだときは「ふむふむなるほど」と納得するものの、いざというときは全くできずに意気消沈という経験をしていないでしょうか。3つのポイントを紹介します。

相手と自分のことを知ることが大事

そもそも駆け引きというのは、自分はもちろん相手のことも知ったうえであることを成し遂げるために策を練り、実行することといえます。難しい話になりましたが、恋愛の場合、好きな人と恋人になることが目的で、そのために好きな人の好みや行動を知り、その好みに合った提案をして好感度を上げて好きになってもらうというものが駆け引きになります。

常に目的を意識する

駆け引きというと何か特別なことをするイメージになりますが、実は、普段していることがある意味駆け引きをしているといえます。その時に大事なことは常に目的を意識することです。目的を見失ってしまうとあらぬ方向に進んでしまう危険性があります。

目的を見失うとただ流されてしまう

先ほどの恋愛の例でいうと「好きな人と恋人になること」が目的なので「好きな人が喜ぶこと」をする必要があります。ただ、目的を見失ってしまうと独りよがりで好みを押し付けてしまったり、好きな人のいうことをただ聞いてしまったりしてしまいます。

ギャップをうまく使う

目の前に1万円がぶら下がっていると手を伸ばして取ろうとします。でも、そのお金は手を伸ばすとさっと逃げてしまいます。そんなときは追いかけるのではないでしょうか。駆け引きをするうえでもこの状況は応用できます。どういうことかというと手に入りそうに見せて実は手に入らないと見せるというギャップを使うということです。

高嶺の花にならない

同じ状況で1万円が隣の席に座る友人の机の上にあったとしたらどうでしょうか。取ることを諦めることでしょう。先ほどのギャップの話で言うとそもそも手に入らないのであれば見向きもしないということです。これではチャンスをつぶしてしまうことになります。

ボーダーラインを用意しておく

どこまで許すかは人によって違ってきますが、「目的が達成されないならこれは絶対譲れない」というものを考えておくといいかもしれません。恋愛で言うと食事には付き合うけどそのあとは付き合わない、ボディタッチはするけどキス以上はしないなど。相手が何かアクションを起こしてきたときの心のよりどころにもなります。

駆け引きという意味を間違えると

駆け引きと聞くといいイメージにならないと思いますが、これまでにお話したように少なからず皆さんは駆け引きをしています。皆さんがやっている駆け引きの中でやってはいけないものがあります。言葉を取り違えたことによる悲劇ともいえますが、相手を放置することはやってはいけないことです。

放置は駆け引きとは違う

相手を振り向かせるためにしばらく何のアクションもしないでおこうというものですが、これはやってはいけないこと。駆け引きではなく単なる放置になってしまうので相手の気持ちはどんどん離れてしまいます。でも、いつも押してばかりじゃうっとおしいと思われてしまわないか不安な方も多いと思います。

引いてもアクションは続ける

そんなときは、目だけ合わせたり、目が合ったら微笑んだりなどは最低限必要です。放置ではなくちょっと引いてみることも大事という話です。声を掛けたりSNSを使って直接連絡を取るわけではないものの相手の意識の中には居られるので有効です。

駆け引きを駆け引きだと意識する

駆け引きといっても綿密な計画を立ててするものばかりではなく、普段の行動の中のちょっとしたことを意識することでも駆け引きといえます。大事なのは、「目的を見失わないこと」です。駆け引きをしなきゃなど難しく考えずにできることを意識してするようにすることも駆け引きのひとつだと思うことです。